DJI OSMO Pocket・メーカー保証と販売店保証の違いについて
結論から言うと、「販売店購入証明が無くても、(場合によっては)メーカー保証で修理対応や無償修理してもらえる」と言う話
[1] はじめに
DJI Osmo Pocket、面白そうな商品ですよね。
でも少しお高く、kakaku.comでは¥4,5000を若干下回るぐらいの販売価格です。
私もすぐに欲しくなりましたが、予算がね...ということで、1年後ぐらいに後継機が出てから中古で購入、と考えておりました。
[2] 転機到来
でも諦めきれなくて、ヤフオク、メルカリ等々で中古価格を見ておりましたら、ちょこちょこと「ジャンク品」として出品されているケースを見かけます。(本記事執筆時点でも3件出品されています)
「ジャンク」とは「値打ちのないもの。役に立たないもの。がらくた。特に,自動車・電気製品などの廃品。」という意味です。要は「壊れているもの」ってことで一般的には修理の際のパーツ取り等々の目的で売買されます。
オークションに出品されているジャンク品は、「商品初期不良、付属品揃っている、保証書なし、購入証明書なし」という条件。初期不良なら返品交換してもらえばいいのに...、というツッコミたくなりますが、出品者は「ジャンク品を仕入れてヤフオクで売っている」方みたいでしたので、この方がお店から直接購入したものではないので無理だったのでしょう。
[3] DJI Osmo Pocketの保証について調べてみた
DJI Osmo Pocketは初期設定の際に、DJIのアプリからDJIユーザーIDでログインしてアクティベーションする必要があり、アクティベーション完了時点から1年間のメーカー保証がスタートする仕組みのようです。
上述のような仕組みですので、DJIのユーザーと製品が紐づいていると思われます。この時出品されていた際にはこのアクティベーションの有無がわかりませんでしたので、出品者に問い合わせましたら「アクティベーション済み」との回答。
それでもよく考えてみたら、「持ち主が変わったからといって保証が受けれなくなる」ということはないはず。ここで、うまくいけばメーカー保証で修理、もっとうまくいけば無償交換できるのでは画策しました。
[4] ジャンク品を落札
はい、ということであまり高くならないのであれば試してみる価値はあるだろう、ということで、実売価格の半値あたりを目標に入札、無事落札。送ってもらった商品を確認すると、情報のとおりにこんな状態でした。
[4] メーカーに修理依頼
さっそく、DJIのサポートページ(https://www.dji.com/jp/support)から修理の依頼。
修理依頼は、全てwebで行われて、
1. 機種情報(シリアルナンバーの入力)
2. 故障情報の入力(修理・交換、問題の状況)
今回は、問題の状況としては「タッチスクリーンの破損」を選択しました
3. 購入証明書のアップロードおよび購入日の選択
はい、ここがポイントです。よく読むと「証明書をアップロードされていない場合、弊社にて、製品S/Nより検出されるアクティベーション情報より判断させていただきます」。ということは、購入証明書が無くても、アクティベーションされていれば購入日相当の情報はDJIで確認してくれるということです。
もちろん購入証明書なんてありませんので空欄のまま次へ。
これで修理依頼完了です。ケースNoという対応番号が発行されて、カスタマーサポートに着払いで送るようにメッセージが出ますのでその通りに対応しました。
[5] ドキドキしながら待ちましょう
1/23(水)に返送,1/25(金)に先方に配達が完了したのはクロネコの荷物追跡で確認しましたが,そこからDJIのカスタマーサポートに荷物到着した旨の連絡があったのは2/1(金),まあ結構なタイムラグですが致しかたありません。
そこからはスムーズに事が運び,翌週の月曜日2/4には
「【返信不可】製品無償対応サービス対応のお知らせ」
というメールがきました。「無償」という文字に歓喜。
ちなみに,このメールにはどのような故障であったのか詳細が書かれておりました。
コア基盤交換で¥18,500の修理だったようです。
まあ,仮に有償であったとしても、中古価格(相場の半額以下)+修理+送料で実売価格よりも安く済んだのでよしとしますが、今回はラッキーでした。
[6] 結論
ということで,まとめると
- 販売後間もない商品であった(発売開始すぐに買った場合でもあっても保証期間内である)
- 初期不良程度の軽度の故障(過失による故障ではない)
の場合は、販売店保証が無くてもメーカー保証が受けれる可能性があるようです。